7月24日は河童忌2007(平成19)年に発行された『一冊で名作がわかる芥川龍之介』(戸部原文三監修、小石川文学研究会編、ロングセラーズ)の「プロフィール 芥川龍之介」に「一九二七(昭和二)年七月二十四日未明、(中略)服毒自殺」とあり、「命日は小説『河童』から取って河童忌と称される」とある。長い文学 の歴史のなかでも日本を代表する作家のひとりであるのはいうまでもない。さらに芥川の場合は年に2回発表される「芥川賞」という権威ある文学賞の名前にも なっていることでも有名だ。直近ではついこの間、鹿島田真希が『冥土めぐり』で受賞したと報じられた。このような情報がさまざまな媒体で流れることによっ て、受賞した方の名前はひょっとすると時間が経過するにつれて新しい方が出てくるためにずっと覚えていられないかもしれないが、普段ほとんど読書をしない 方の頭のなかにもしっかりと芥川の名前が記憶されていることだろう。ただ一方で「芥川賞」とともに発表される「直木賞」の直木三十五の名前はどこまで浸透 しているかは断言しがたい。
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