8月6日は広島原爆忌1945(昭和20)年のこの日、広島に原子爆弾が落とされた。多数の死者を出した、決して忘れてはならない悲惨なできごとのひとつである。 2012(平成24)年8月5日付の『東京新聞』サンデー版の「世界と日本 大図解シリーズ No.1055」では「原爆を描いた画家 丸木俊」が取りあげられた。丸木俊は「夫・位里」と「原爆投下後、広島へ駆けつけた」という。そのときの経験などをもとにして壮大な『原爆の図』を描いた そうだ。紙面には『原爆の図』の一部が掲載されており、そのなかのひとつでたくさんの人々が苦しんでいる様子を描いた『火(第2部)』は、パブロ・ピカソ の『ゲルニカ』を思いおこさせる。絶望的な状況を描いたこの作品には丸木夫妻の怒りがこめられているように見えるのだ。おそらく本物をじかに鑑賞すると、 よりいっそう強い思いが伝わってくるだろう。
PR |
||||||||||||||||||||||
|