8月15日は終戦記念日1945(昭和20)年のこの日、日本の戦争が終わりを告げた。いまの時期はこの日にちなんで戦中の日本を舞台にしたドラマなどがさかんに放送され るはずなのだが、今年は例年より少ない印象を受ける。原因として考えられるのは、やはりロンドンオリンピックの中継だろう。加えて日本はメダルラッシュに わき、余韻に浸る時間も長かったかもしれない。そんななかで2012(平成24)年から1944(昭和19)年にタイムスリップしてしまった兄妹を描いた 昼ドラ『ぼくの夏休み』(フジテレビ系)が先月から放送されている。タイムスリップ先では戦争によって心がゆがんでしまったとされる人たちがたくさん出て くる。しかしこのドラマにおいて戦争が諸悪の根源かどうか怪しく感じられるのは、いい人ばかり出てくるようでは話が盛り上がらない昼ドラだからだろうか。 なおドラマは終戦記念日を迎えるより早く戦中の話が終わってしまい、1952(昭和27)年に舞台が変わっている。
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