1999(平成11)年に発行された『宮城県の百年 県民百年史4』(安孫子麟著、山川出版社)の「女性の自立と女子帝大生」に「東北帝大は、女子五人の出願者について試験を行い、大正二年八月十六日の『官 報』で、(中略)三人の合格を発表した」とある。学校名は当時のもので、大正二年はいまから約100年前の1913年にあたる。女子大生という肩書きの価 値を有効に活用している芸能事務所のひとつがセント・フォースだろう。フリーのアナウンサーを多く抱える同事務所は、いわゆる「局アナ」出身ではない若い 女性を大学在学時から情報番組に出演させ、彼女たちが知性と初々しさ、さわやかさをふりまいて視聴者の好感を得てきた。卒業してからも事務所に籍を置いて 順調に仕事をしてきたいい例が、小林麻央、皆藤愛子、さらには現在NHKの番組で活躍する山岸舞彩(まい)である。はたして次に大学時代から脚光を浴びる のはだれなのだろうか。