一昨日の「ホームラン記念日」と切っても切れない関係にある日だ。2000(平成12)年に発行された『宇佐美徹也の記録 巨人軍65年 栄光の巨人軍65年の歩み』(宇佐美徹也著、説話社)の「昭和52年 1977 756号、日本列島王フィーバー」に「王は、2試合置いた9月3日のヤクルト戦で(中略)右翼席へ念願の756号」とあり、「9月5日、初の国民栄誉賞が 王に贈られ」とある。王とはもちろんソフトバンクホークスの王貞治会長のことだ。今年はまだ受賞者が出ていないが、国民栄誉賞をあげたい方、団体というの は人それぞれいるのではないだろうか。それも十人十色という感じで、アンケートをとったならばバラエティに富んだ回答になるに違いない。最近、同賞にふさ わしいのではないかといわれたのは、オリンピックで3連覇を成しとげた女子レスリング55kg級の吉田沙保里だ。2012(平成24)年8月15日付の 『スポーツ報知』には「国民栄誉賞の可能性もある」と題する記事で「記者会見で国民栄誉賞について報道陣から聞かれると、「いただけるならすごくうれしい し、光栄です」」という本人コメントが載った。ただ現実に受賞するにはマスコミや世論のあとおしが必要な気がするが、時間が経過したこともあっていまでは その気配があまり感じられない。20番目の受賞者が誕生するのはもうしばらく先になりそうだ。